『ぬまインドぬま』新井孝弘×U-zhaan 北インド古典音楽ライブ開催レポート

2024年3月30日(土)、タブラ奏者のユザーンさんとサントゥール奏者の新井孝弘さんによる北インド古典音楽ライブ『ぬまインドぬま』を開催しました。
インド・ムンバイ在住の新井さんが日本に一時帰国するタイミングに合わせて、インド古典音楽を演奏する全国ツアーの一環で、山梨は文化沼に回ってくれた本企画、文化沼を運営するVEJとして2019年、甲府桜座で開催した水曜音楽劇場『エレェ踊るサクラジャ』以来となるお二人のライブ開催となりました。

思い返せば2022年冬、甲府にある寿司屋「豊鮨」で食べたポテトフライが旨すぎて思わずユザーンさんにメッセージしたのでした。
“類まれなグルメであるユザーンさんに是非このポテトフライを食べてもらいたい!”と、それから約1年半の月日を経て、ついに今回のツアーで甲府も巡ってもらえることが実現したのです。

豊鮨のポテトフライ
豊鮨の寿司

ということで、開催日程が決定してからすぐ豊鮨を予約し、豊鮨の営業時間を考慮した上でゆっくりポテトフライが堪能できるよう逆算してからライブの開演時間と演奏時間が決まったのでした。
結果、土曜の昼下がりランチ後から夕飯までにライブを見れるというベストオブベストな時間での開催となったのです。

ユザーンさんは多才なので、古典ライブではなくさまざまなアーティストとのコラボレーションでタブラ演奏をみなさん聞いたことあると思いますが、個人的には古典ライブが一番タブラを堪能できるライブだと思っています。また、新井さんのサントゥールと相まってお二人の超絶プレイには一時も目を離すことができず、1曲が30分以上の長尺にも関わらず引き込まれてしまった方も多かったのではないでしょうか。

しかも文化沼の規模感によるお二人とのこの距離感!
とても貴重な公演になったと思っています。

終演後は、お待ちかねの豊鮨へ。
そして、ハードルを上げまくったポテトフライにユザーンさん、新井さんお二人とも満足いただいてホッと安心したとともにうれしく思いました。それと、なぜか私たちは豊鮨で寿司を食べるときはジャンケンで食べたいものを決めるので、みんなでジャンケン寿司。ジャンケンにも関わらず各自食べたいものを食べれて、これまた良かったなと。

今回のライブを通じてもっとたくさんの人にお二人の古典ライブを見てもらいたいと改めて思いました。
あともっとたくさんの人にポテトフライのおいしさを伝えたいと。

そう、来年は豊鮨でライブを開催すればいいんだ!と思ったのでした。