スナック沼『あったかおでんでワイン飲まナイト』開催レポート

文化沼スタッフのミッチェです。
4回目となるスナック沼「あったかおでんでワイン飲まナイト」ご来店ありがとうございました。
本来ならこの企画をした店長清水ことシュウコがレポートを書くところだけど、第三者的な目線でこのイベントを振り返ってみようと思う。

まずは、スーパー美味しいおでんを提供いただいたNOSTのヒデさんとういちのユウヤ君とアッキーさん、そして、割烹着でくらむぼんワインはもちろんのこと、マルサン葡萄酒のワインや文化沼の飲み物も売りさばいてくれたエリヤさん、そして、DJで会場を盛り上げてくれたマルサン葡萄酒の若尾さん、OASISの小池さん、みなさんありがとうございました。

そもそも『スナック沼』という未だ謎多いイベントだけど、いわゆる”スナック”ではないことはご承知の通りだと思う。ママという設定の文化沼スタッフ(シュウコとマイコ)がいるにもかかわらず、おもてなしができるようでできない。ただ持ち前のポジティブシンキングで、お客さんの気持ちを持ち上げることができる。そして、DJが自分たちの好きな音楽をかけて会場を盛り上げる。
4回目にして「これがスナック沼なのか。」と文化沼スタッフ自身も気づかせてもらうような会になったんじゃないかと。

さて、今回の企画は、文化沼店長であるシュウコが行った”うなぎ串焼きういち”の周年パーティでの会話から生まれた企画だそうだ。
飲み会でよく「こういうのやってみよう」などの会話はよくあることだけど、なかなか実現に至ることはない。そもそも、飲んでいるので会話自体を覚えていない。少なくとも俺はそうだ。大体飲み会で話したことは翌日記憶がない。
しかしながら、「あったかおでんでワイン飲まナイト」は打ち合わせを重ね実現に至った。
俺はこれが本当にすごいことだと思う。
甲府の街でお店をやっていたり、普段会う仲間が一緒になにかをやる。
それは出来そうで実は大変難しい。
なぜならみんなお店の営業もあるし、仕事もあるし忙しいからだ。
それでも、みんなの貴重な営業日をわざわざ休みにしてもらって開催となったのだ。

そして、メニューは『おでん』。
大抵、お店の出店ともなれば看板メニューを持ち込むのが通例だけど、各お店のメニューにはないおでんを提供しようということになったのだ。その発想も面白い。
ヒデさんもゆうや君もこだわりを持つ料理家であり、俺は二人のことをアーティストだと思っている。
そんな個性ある二人がタッグを組んでおでんを作るということはいろいろ二人の間に会話があっただろうと想像する。
そして、そのおでんに合わせるのは、ワイン。
もしかしたらその逆かな?
ワインに合わせるおでん。
いずれにせよ、くらむぼんワインのエリヤさんと文化沼のシュウコ、二人が加わることで企画の現実味が帯びていったのであろう。
そう、飲み会から生まれた話だけど、世の中には口だけ人間がたくさんいる中で有言実行することがなにより難しく実現できることが素晴らしいなと俺は思ったのである。
そして、文化沼がそういう閃きとアイデアがあふれた企画を実現できる場所であることがとてもうれしく思う。

思い返せば、音楽フェス「ハイライフ八ヶ岳」も個性的なアーティストと何度も打ち合わせしながら、当日のライブを迎えたこと。文化沼を運営する私たちVEJは、そういうブッキングやプロデュースが好きで、来てくれたお客さんを楽しませたい!共感してもらいたい!!という思いがそもそも強かったのかもしれない。
そういえば先日カルチャーレッスンの「編集ってなんだ?」で語ってくれた土屋さんも様々なイベントやデザインでいろいろな人を組み合わせることが編集だと言っていた。
スナック沼も編集されたものなのだ。そんな風に思った。

話を当日の開催レポートに戻すと、まず、すごく盛り上がったということ。
どんちゃん騒ぎとはこのことだと思った。
やはりその盛り上がりに欠かせなかったのは、音楽だった。
DJで参加したのは、文化沼のニシキ、若尾さん、小池さん、それぞれ選曲のカラーがありながらも、誰もがどこかで聞いたことある曲が流れ、ワインに酔いしれたお客さんが音楽にも酔う。
そしてなにより年齢層の幅も広い。前回もそうだったが、スナック沼には子供たちも来てくれる。
子供たちは、ミラーボールやカラフルな照明に煽られながら大きな音楽で身体を動かす。
もはや用意した席の数は足りなくって、ほとんどの人が立ち飲み立ち食い、踊り呑み状態だったが子供たちと大人が一緒になって、音楽に酔いしれる雰囲気は最高だった。

初めて文化沼来てくれたお客さんが多かったにも関わらず、
美味しいおでんとワイン、そして音楽。
どれも欠かせない要素が組み合わさって大きなグルーヴが生まれたのだろう。

スナック沼が終わった翌日も、「スナック沼の余韻がすごい」という話を聞いた。
俺も余韻が残っている。
なのに、なんの余韻かと言われると、なかなか答えづらい。
もちろん「美味しかった」や「楽しかった」の声も聞いたが、なにより多かったのは「最高だった」という感想だった。
俺はその感覚が、フェスやライブハウスで見た最高のライブに近いと思った。
つまりスナック沼は、ライブだったのだ。

そして、未だ「文化」とはなんなのかわからないまま店名にしちゃった文化沼だけど、その余韻がいつか思い出となり、「文化」というものになるのかもしれない。
そんなことも思った。

今回のスナック沼開催を通じて、改めて文化沼は決して自分たちだけではなく、街のみんなやたくさんの友人たちと一緒に作る場所だと思った。じゃないとあのグルーヴは作れない。

次回のスナック沼の開催予定はまだ決まっていないけれど、また是非体感しに来てもらいたいと思っているのでした。
ありがとうございました。