浦川彰太展示「生活の柄」トークイベント『ごあいさつ』開催レポート

Text:
清水柊子

2023年6月24日(土)、初回展示の「生活の柄」の浦川彰太さんとグラフィックデザイナーの大原大次郎さんをゲストにお迎えしてのトークイベント『ごあいさつ』を開催しました。

大原大次郎

1978年神奈川県生まれ。武蔵野美術大学 基礎デザイン学科卒業。タイポグラフィを基軸としたデザインワークや映像制作に従事するほか、展覧会、ワークショップ、フィールドワークなどを通して、言葉や文字の新たな知覚を探るプロジェクトを展開する。
Website:https://oharadaijiro.com/
instagram:@daijiro_ohara

浦川彰太

1992年山梨県生まれ。武蔵野美術大学 視覚伝達デザイン学科卒業。美学校「絵と美と画と術」「描く日々」修了。山梨と東京の二拠点を往来しながら、かくことを主軸に紙媒体を中心とした設計や店舗のアートディレクションなどグラフィックデザイン全般を手がける。武蔵野美術大学非常勤講師。
Website:https://urakawashota.com/
instagram:@uraraaa1

大原さん
浦川さん

浦川さんは元々大原さんのアシスタントとして活動されており、数年前にフリーに転身してからも親交のあるお二人。

今回の展示においての課題やヒントを先輩に力を借りて振り返ってみよう、というトーク内容だったので「緊張しています」といつものクールさとはうって変わって少し上がっているの様子の浦川さん。
そして、とても穏やかな雰囲気で丁寧にいろんな目線から会話を広げていく大原さん。

県内外からお集まりいただいた20名程のみなさんと今回の展示のタイトルにもなっている高田渡さんのアルバム「ごあいさつ」をBGMにトークが進んでいきました。

前半は、今回の展示の内容、ワークショップを経てどのように展示用のポスターが出来上がったのかの経緯などのお話を。
後半は、制作において大事にしていることや仕事と個人制作の両面で心がけていることやモチベーションなどを大原さんに質問していく形でお話しいただきました。

大原さんからは実体験を絡めたお仕事や仲間とのお話、制作する上で大事にしていること、浦川さんへの愛あるご指摘も踏まえた展示へ感想など、先輩と後輩関係であるからこそ言い合える本音も垣間見え、時折会場からはどっと笑い声が聞こえる和気藹々とした時間が流れました。

帰り際、来ていただいたみなさんから「面白かった」「すごく愛のある内容だった」という感想が飛び交っていたのはとても印象的でした。

大原さん、浦川さん貴重なお話をありがとうございました。

浦川彰太展示「生活の柄」
トークイベント『ごあいさつ』

▼トーク出演
大原大次郎
浦川彰太